春に挑む

一塁手 大西律暉選手(1年)

兄の力借り兄を超える



 昨秋の公式戦6試合に出場したが、13打数1安打と振るわなかった。「チームに貢献できなかった」。

冬場は小坂将商監督の助言で打撃フォームを見直し、背筋を伸ばすことを意識した。

兄の佑季さん(現法政大)は野球部OB。2011年夏の甲子園。強豪・横浜(神奈川)との一戦で、勝ち越し一打を放った。「兄と比べられるつもりで智弁学園に入った」

 その夏の甲子園が終わった後、兄から肘当てをもらった。左肘に付けていると、力が湧いてくる。憧れの舞台では、兄を超える活躍を誓う。