春に挑む

エースの直球「糸を通す」

尾田恭平選手(2年)

主戦の左腕。身長166㌢と上背はないが、手元で伸びる直球が持ち味だ。
昨秋の公式戦全7試合に登板し、防御率は1.74。
しかし、近畿大会県予選決勝の奈良大付戦では、6点を奪われた。
冬場は制球力に磨きをかけた。「糸を通すような制球」に努め、捕手のミットからボールー個分外を意識。
打者を立たせて感想を聞いた。
 「大きく力強く放れ」。2年前、当時の主将から助言された。それを生かそうと努力し続け、今は強打者への苦手意識はな
い。
 「甲子園では強打者を封じて、注目される左投手になりたい」