県代表旗の重み

2014

智弁 授与式で闘志新たに

 3月21日に阪神甲子園球場で開幕する第86回選抜高校野球大会に出場する智弁学園(五條市)の講堂で20日、センバツ旗の与式があった。開会式の入場行進で持つ校章入りの紫紺の旗を前にして、壇上の選手らは表情を引き締め、大会での活躍を誓った。・「鶴見泰寿」

 式に先立ち、グラウンドでは同学園中・高校の生徒約740人が、「86センバツ C 智辨」という人文字を作った。
 式では香取泰行・毎日新聞奈良支局長がセンバツ旗を中川敏男校長に手渡し、高岡佑一主将(2年)が中川校長から受け取った。香取支局長が朝比奈豊・毎日新聞社長の祝辞を代読し、「憧れの舞台で普段通りのプレーをして、高校野球ファンに智弁学園を印象づけてください」などと激励した。

 中川校長は「和歌山校とのアベック出場。対戦して奈良のチームが勝てるよう、本番に向けて調整してほしい」、智弁学園元監督の和泉健守・県高野逓副会長は「奈良県の代表校として立派な成績を残して」と求めた。

高岡主将は式後。 「これがセンバツ旗かと重みを感じた。全校生徒、支えてくれている皆さんと心一つにして、智弁の歴史を塗り替える全国制覇を成し遂げたい」と意気込んだ。

センバツ大会は3月14日に組み合わせ抽選がある。