春に挑む

内野手 山中蔵以選手(1年)

人一倍の長打力が魅力



 小坂将商監督から「人一倍打球を遠くに飛ばせる」と評価され、投手から内 野手に転向した。

相手投手をおじけづかせる雰囲気を出そうと、打席では背筋 を伸ばし、体を大きく使って打つことを練習から意識する。

「勝負強い選手になりたい」。素振りから、大舞台の場面を想定して振っている。「九回2死二、三塁で1
点を追いかける場面。いつかそんなチャンスで活
躍したい」

智弁に入学が決まり寮に入る前、中学校の友人約30入から寄せ書きをもらった。用紙を埋め尽くした「頑張れ」が力の源だ。