84 センバツ
毎日新聞 奈良版
選手紹介

■智辯・豊田修平投手


 投手陣で唯一の横手投げ。昨夏に習得した決め球のシンカーで左打者を手玉に取る。
 憧れは引退した3年生の西村竜治投手という。つらい練習でも笑顔で取り組み、チームを引っ張る姿を間近で見てきた。
 公式戦初登板となった昨秋の県大会決勝。奈良火付戦で先発を任された。球場で西村投手からも「頑張れよ」と声をかけられたが、1回4失点で降板。「あの時の悔し
さを忘れない」と苦い経験をバネに厳しい練習に取り組んでいる。

 「甲子園で勝利投手になり、成長した姿を見せたい」。
寡黙な投手は内に秘めた闘志を燃やしていた。 【山崎一輝】

TOPへ
お問い合わせ
智辯学園野球部OB会がOB会会員の交流のために運営しています