84 センバツ |
■智辯・竹田壱哉遊撃手 |
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「ナイスキャッチー いいぞ!」。ノックの際、誰よりも大きな声を響かせる。 秋季大会では打撃が振るわず、50㍍6,1秒の俊足を生かせ なかった。 チームのために何か出来るか考えた。 父太さんは83年センバツに上官の選手として出場し、本塁打も放った。その話を聞いて育ち、いつしか父の背を追っていた。 「お前もホームラン打てよ」。センバツ出場が決まった後、福岡へ単身赴任中の父から祝いの電話があった。「活躍することが恩返し」。甲子園で成長した姿を見せるつもりだ。 【山崎一輝】 |